競馬まとめ【競馬スタジアム】

小田切有一
所有馬に「ワスレナイデ」「オレハマッテルゼ」「モチ」といった個性的な馬名を与えることで、「珍馬名」の名付け親として競馬ファンに知られている。
上記以外の主な所有馬にノアノハコブネ、ラグビーボール、エガオヲミセテ（後述）など。
馬主としての初勝利は福永洋一騎手最後の騎乗馬となってしまった事で有名なマリージョーイ。

エガオヲミセテ
父：サンデーサイレンス　母：カーリーエンジェル（母母：ダイナカール）
19戦4勝　主な勝鞍：98’阪神牝馬特別(G2)、99’読売マイラーズC(G2)など
獲得賞金：2億3,539万円 (中央)
叔母にエアグルーヴ、全弟は2006年の高松宮記念を制したオレハマッテルゼ。2000年、厩舎が全焼し30頭いたうちのエガオヲミセテを含む22頭が焼死した。火災から3日後の2月14日、東京競馬場のダイヤモンドSに、エガオヲミセテと同じ音無厩舎のユーセイトップランが後藤浩輝を鞍上に出走。
長く惨敗が続き、7番人気と低評価ながら4コーナーで先頭に立ち、そのまま押し切ってゴール。1年3ヶ月ぶりに会心の勝利を挙げた。
この勝利について音無調教師は、「天国のエガオが後押ししてくれたんだと思う」と答えている。
また同日、このレースの直後に京都で行われたきさらぎ賞では同じ火災で兄スターシャンデリアが犠牲となった、武豊騎手騎乗のシルヴァコクピットが直線鋭く伸びて1着になるなど、東西ともに山元トレセン火災での追悼を思わせる、ドラマのような出来事となった。